ゆうちょ銀行 ~ダイバーシティ・マネジメントで活き活き職場実現~
ゆうちょ銀行は、お客さま本位の業務運営を実現し、持続的な成長の原動力となる「社員」を何よりも重要なステークホルダーとして考えています。企業文化における多様性を高めるとともに、社員一人ひとりの能力を高め、その力を最大限発揮できる、活き活きと働きやすい環境づくりに取り組んでいます。ダイバーシティ推進体制の強化
当行では、ダイバーシティ・マネジメントの推進を強化するため、ダイバーシティ推進部を2016年から設置して取り組んでいます。また、組織や地域ごとに異なる課題の解決に向けて、ダイバーシティ・コミッティ活動を全国で展開しています。ダイバーシティ・コミッティは、代表執行役社長をトップとし、各組織においてさまざまな経験や経歴を持つメンバーによって構成され、ダイバーシティ・マネジメント推進に関する方針や施策を検討するほか、課題や実情に沿った提言を行っています。
ゆうちょダイバーシティ・フォーラムの開催
ダイバーシティについて認識を深め、明日の行動につなげるための全社的な意識醸成を目的として、「ゆうちょダイバーシティ・フォーラム」を開催しています。2020年度は初めてオンラインで開催し、年齢、役職、性別などを問わず、多様な全国各地の社員約240名が参加しました。会社のトップである代表執行役社長と全国各地の社員が、ダイバーシティ推進への想い、組織や地域の特性に応じたユニークな取り組みをリアルタイムで共有しました。女性の活躍推進
中期経営計画(2021年度~2025年度)において、2026年4月までに、管理者に占める女性割合を20%以上にすることを目標として取り組みを進めています。なお、前中期経営計画期間(2018年度~2020年度)においては、2021年4月までに14%を目標として取り組み、2021年4月時点で15.7%と目標を達成しています。
また、取締役兼代表執行役社長 池田憲人は、内閣府男女共同参画局が支援する「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」行動宣言に賛同し、本会に参加しています。
LGBTに対する啓発活動
LGBTのお客さまや社員が、心理的に安心して過ごせるよう、LGBTに関する勉強会の実施、意識調査を実施、グループ独自のAllyステッカーを全社員に配付しています。また、日本郵政グループ4社で「東京レインボープライド2021」に協賛する等の活動をしており、任意団体「work with Pride」がLGBT等に関する企業の取り組みを評価する「PRIDE指標」において、最高評価の「ゴールド」を2018年から3年連続受賞しています。障がい者雇用への取り組み(ゆうちょ銀行ありがとうセンター)
就労意欲を持つ障がいのある方への就労機会の提供を目的に、2010年に設立し、障がいのある社員が多数活躍しています。同センターでは、当行にご来店いただいたお客さまにお渡しするキャンディの袋詰め作業等を行っています。今後も個々の違いを、互いに理解・受容し、その違いを強みに変えられる組織の構築をめざし、お客さまやステークホルダーはもとより、社員とその家族の幸せを実現する企業として成長してまいります。
2022.4 掲載