人権全般
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私の沖縄問題 著者 部落解放・人権研究所 (編著)
出版 解放出版社
定価 1,600円
発行 2022年7月10日 - 過去半世紀にわたって沖縄に押しつけられた問題は、本土の問題である。本土が変わらない限り問題は解決しない。沖縄に押しつけてきた問題とはなにか、戦争と差別に反対をし、平和と人権を守るため被害、加害の両側から考える。
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日本にレイシズムがあることを知っていますか?
~人種・民族・出自差別をなくすために私たちができること~著者 原 由利子
出版 合同出版
定価 1,600円
発行 2022年7月29日 - 〈在日コリアン〉〈在日外国人〉〈被差別部落〉〈アイヌ民族〉〈琉球・沖縄〉〈さまざまなマイノリティ〉が共存する社会
レイシズムが跋扈(ばっこ)する社会では、人びとは自由に〈空気〉が吸えない。いまレイシズムをなくすカギは、一人ひとりが気づき、批判の声をあげること!
日本社会の人種・民族・出自差別の歴史と構造
レイシズムの本質と危険性
どうすれば差別のない社会がつくれるのか
国連、政府、市民の役割とはなにか
いま、私たちが知っておくべき 社会の分断を回復する知恵 行動への一歩
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積み重なる差別と貧困
~在日朝鮮人と生活保護~著者 金 耿昊
出版 法政大学出版局
定価 3,800円
発行 2022年4月1日 - 在日朝鮮人と生活保護の問題は、戦後日本における排外主義の標的となってきた。はたしてそれは「不適正」な「特権」なのだろうか。さまざまな歴史資料から在日朝鮮人の苦難に満ちた暮らしを描きだし、生活保護制度からも排除されていった事実を明らかにする。南北分断、朝鮮戦争、北朝鮮への帰国、高齢者の無年金問題などを経て、現在まで続く民族差別と貧困の道のりをたどる。
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なぜあなたは自分の「偏見」に気づけないのか
~逃れられないバイアスとの「共存」のために~著者 ハワード・J.ロス
(訳者)御舩 由美子
出版 原書房
定価 2,400円
発行 2021年10月25日
- さまざまな偏見や思い込みを生むバイアス。バイアスは人が本来誰もが持つ防御反応であって、そのほとんどが意識されることがない。わかりやすい実例をあげながら、専門家がバイアスの「本質」と共存について案内する話題の書。
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児童養護施設という私のおうち
~知ることからはじめる子どものためのフェアスタート~著者 田中 れいか
出版 旬報社
定価 1,600円
発行 2021年12月6日
- 児童養護施設=「かわいそう」はもう古い!
児童養護施設をアップデートする、あたらしい「社会的養護」入門
「休日は何してるの?」「おこづかいはもらえるの?」「親とは会うの?」
みんながギモンに思う、施設のリアルな生活・進学事情・親との交流・退所後の課題など、わかりやすく解説。
児童養護施設職員、学校教員、行政……子どもに関わる人の声もあつめました!
施設出身モデル・田中れいかさんの入所経験をもとに、ライフヒストリーに合わせて、児童養護施設のくらしを描きます。
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マイクロアグレションを吹っ飛ばせ
~やさしく学ぶ人権の話~著者 渡辺 雅之
出版 高文研
定価 1,700円
発行 2021年10月5日
- マイクロアグレッションとは、マイクロ=微細(目に見えないくらい小さな)、アグレッション= 攻撃性。
〝誰かを差別したり、傷つけたりする意図があるなしとは関係なく、対象になった人やグループを軽視したり侮辱するような敵対・中傷・否定のメッセージを含んでおり、それゆえに受け手の心にダメージを与える言動である。
マイクロアグレッションは私たちの日々の生活や会話の中で「ふつう」に語られることが多く、発した本人もその問題性(加害)に気づかないという特徴があります。
人権とはそもそも何、差別ってどういうこと、とくにマイクロアグレッションはなぜ生まれ、どうすればなくなるのか? をみなさんと問答しながら考えていきます。
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関東大震災「虐殺否定」の真相
~ハーバード大学教授の論拠を検証する~著者 渡辺 延志
出版 筑摩書房
定価 820円
発行 2021年8月5日
- 「関東大震災における朝鮮人虐殺はなかった/少なかった」「正当な自衛行為だった」。学術的には顧みられることがなかったこのような「虐殺否定」論が論文となり、ケンブリッジ大学出版局刊行の書籍に収録される予定があった。執筆者はハーバード大学教授。論文を読み進めてみると、主張の根拠とされているのは当時の日本の新聞だった。震災直後の混乱のなかで紙面に躍ったフェイクニュースは、なぜ、どのように生まれたのか。長年新聞社に勤めた著者が、報道の責任を総括する。
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はじめまして、子どもの権利条約【改訂版】 著者 (監修)川名 はつ子
出版 東海教育研究所
定価 1,500円
発行 2021年9月2日
- 子どもの基本的人権を国際的に保障することを目的に、1989年に国際連合で採択された「子どもの権利条約」は、生きる権利、守られる権利、育つ権利、参加する権利を4つの柱に、子どもたちを守っていこうとするものです。日本は158番目の批准国として1994年4月に批准。2017年3月現在、196の国と地域が締約しています。
本書では、全54条の中から17の条文を抜粋。スウェーデンの画家チャーリー・ノーマンが描いたシンプルで力強いイラストを紹介しつつ、その内容をわかりやすく紹介していく。家庭や教育現場で、地域で、子どもの真の幸せについて話し合うきっかけになる絵本。刊行から4年、子どもが一人でも読めるように17の条文すべてにふりがなを付け、より柔らかな文章に改訂。
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失敗しないためのジェンダー表現ガイドブック 著者 新聞労連ジェンダー表現ガイドブック編集チーム
出版 小学館
定価 1,500円
発行 2022年3月22日
- 悪気はなかったでは済まされない時代です
現役新聞記者たちが自省の念を込めて贈る「気づきの書」。
「美しすぎる○○」がダメな理由がわからない。女医、女子アナと無意識に言ってしまう。「女性ならではの気配り」はほめ言葉のつもりだった?「薄着の季節だから痴漢に注意」のどこが問題!?女児の出産祝いになんとなくピンクを選んでしまう・・・。ひとつでも当てはまる人、アウトです。ぜひ本書を一読することをおすすめします。
ジェンダー平等を日本で早く実現したい。それにはまず、メディアが発信する記事から見直さなければならない---。
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SDGsと人権Q&A
~地域・学校・企業から考える~著者(編者)松岡 秀紀
(編者)岡島 克樹
(著者)黒田 かおり
出版 解放出版社
定価 1,600円
発行 2021年12月25日
- 「SDGsの基礎には人権がある」「SDGsの本質は人権尊重だ」といわれる。その意味を共に考えながら、「誰一人取り残さない」との理念の実現にむけて、地域、学校、企業で取り組むためのヒントを示す。
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新国際人権入門
~SDGs時代における展開~著者(編者)横田 洋三
富田 麻理
滝澤 美佐子
望月 康恵
吉村 祥子
出版 法律文化社
定価 2,700円
発行 2021年11月10日 - 初学者が「国際人権」の意味や制度、権利内容を一通り学習できる好評書の新版企画。構成を維持する一方、SDGsと国際人権の関連に焦点を合わせ加筆修正。新型コロナや人種差別など地球規模での人権への制約にも留意しながら、国際人権の展開を解説。
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情報を正しく選択するための認知バイアス事典
~世界と自分の見え方を変える「60の心のクセ」のトリセツ~著者 情報文化研究所
出版 フォレスト出版
定価 1,800円
発行 2021年4月12日
- 私にとって、編集しがいのある本は「自分の学びになる本」です。編集過程で自分の知らなかったことを学べたり、わからないところは著者に質問したり。そんな編集者ならではの特権を使って仕上げた本が、『情報を正しく選択するための認知バイアス事典』。監修者の高橋昌一郎先生を筆頭に、各専門分野の研究者3名が執筆しました。読み応え抜群です。ぜひ、「認知バイアス」という不思議な心の動きを学んでみてください。
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差別はたいてい悪意のない人がする
~見えない排除にきづくための10章~著者 キム ジヘ / 尹 怡景 訳
出版 大月書店
定価 1,600円
発行 2021年8月23日
- あらゆる差別はマジョリティには「見えない」。日常の中にありふれた 排除の芽に気づき、真の多様性と平等を考える思索エッセイ。
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「自由」の危機 ~息苦しさの正体~ 著者 藤原 辰史、他25人
出版 集英社
定価 1,060円
発行 2021年6月17日
- あいちトリエンナーレ2019、日本学術会議会員任命拒否、検察官定年延長、加計学園問題……今、起きている出来事の本質を見抜くための論考集。
「百人組手で知性を鍛え、不当性に抗う訓練になる一冊」――荻上チキ(評論家)
あらゆる「自由」が失われつつある中で、研究者・作家・芸術家・記者などが理不尽な権力の介入に対して異議申し立てを行う。
少しでも声を上げやすい世の中になるようにと願って26名の論者が集い、「自由」について根源的に掘り下げる。
批判的思考を養うための書!
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格差と分断の社会地図 ~16歳からの<日本からのリアル>~ 著者 石井 光太
出版 日本実業出版社
定価 1,700円
発行 2021年8月28日
- 貧困、虐待など、日本に巣食う問題を取材し続けるノンフィクション作家が語る、「日本の負の連鎖」をいかに断ち切るか。
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インターネットとヘイトスピーチ ~法と言語の視点から~ 著者 中川 慎二 / 河村 克俊 / 金 尚均
出版 明石書店
定価 2,400円
発行 2021年3月31日
- SNSでのヘイトスピーチについて、国際人権法からの考察と法的規制が進んでいるヨーロッパとの国際比較、そして人種差別とヘイトスピーチの事件への対応事例を示し、さらに「話し手」ではなく「聞き手」に焦点を当てた「聞こえる声」や差別言論のもつ「多声性」への気づきを促すコミュニケーション論と互恵性原則に基づく倫理学の視点から論じる。
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どうしても頑張れない人たち ~ケーキの切れない非行少年たち 2~ 著者 宮口 幸治
出版 新潮社
定価 720円
発行 2021年4月19日
- 「頑張る人を応援します」。世間ではそんなメッセージがよく流されるが、実は「どうしても頑張れない人たち」が一定数存在していることは、あまり知られていない。彼らはサボっているわけではない。頑張り方がわからず、苦しんでいるのだ。大ベストセラー『ケーキの切れない非行少年たち』に続き、困っている人たちを適切な支援につなげるための知識とメソッドを、児童精神科医が説く。
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怒れる老人
~あなたにもある老害因子~著者 安藤 俊介
出版 産業編集センター
定価 1,300円
発行 2021年6月15日
- 社会問題化する「キレる高齢者」の真相と特徴を専門家が徹底解説。
「老害予備軍度診断」は老若男女問わず要チェック!
高齢者が怒りっぽくなる理由には「身体的理由」「社会的理由」「個人的理由」という3つの側面があります。本書では、アンガーマネジメントの見地から、怒りの真相を紐解きます。
また、老害になりやすい人の特徴をあわせて解説。老害予備軍度診断など、年齢を問わず自分は大丈夫だと思っている人にこそ読んでほしいコンテンツ満載です。
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記憶を拓く 信州 半島 世界 著者 信濃毎日新聞社編集局 編
出版 信濃毎日新聞社
定価 1,600円
発行 2021年6月1日
- 太平洋戦争末期、国家の中枢機能を信州に移そうとした松代大本営地下壕の極秘工事。2018年、動員された朝鮮人労働者2600人の名簿の存在が明らかになった。名簿をもとに、韓国で捜し当てた元労働者家族の記憶をたぐると、日本の植民地支配がもたらした影響を多面的に見つめる手がかりが見えてきた―。
計61回の新聞連載を単行本化。1936年ベルリン五輪マラソンに日本代表選手として出場した金メダリスト、孫基禎さんの生涯をたどるほか、K-POPに沸く現代の若者たちの交流や、在日コリアンらへの”ヘイト”の実態にも切り込む。戦後”最悪”とも言われる日韓関係の中で、丹念な取材をもとに、対話と共感の糸口を探る。2020年度平和・協同ジャーナリスト基金賞大賞。
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~一流の人は知っている~
ハラスメントの壁著者 吉田 幸弘
出版 ロングセラーズ
定価 1,100円
発行 2021年3月23日 - 「自分は大丈夫」と思っていませんか?
「良かれと思って」「そんなつもりはなくて」でも、たったひと言で、ハラスメントの壁を超えて、すべてを失うこともあります。
ハラスメントの境界線はお互いの「信頼関係」3万人の管理職を見てきたプロが教える、一流のコミュニケーション術。